鉄道員(ぽっぽや)

映画の主役になった気分でロケ地を訪れてみては

 

〜奇跡の感動を求めて〜

1999年1月17日、それは根室本線JR幾寅駅周辺で始まりました。直木賞作家、浅田次郎氏のベストセラー小説を映画化したもの。東映映画「鉄道員(ぽっぽや)」のロケです。廃線間近のローカル路線で、ぽっぽやとして仕事一筋に生きてきた老駅長が、死んだはずの一人の少女(娘)と出会う、愛と奇跡と悔恨を感動的に描いたものです。
 駅長・佐藤乙松役には高倉健、妻には大竹しのぶ、駅長仲間に小林稔侍、駅長の娘に広末涼子さんらが演じています。監督は、降旗康男、撮影は木村大作さんです。上映後は多くの方に感動を与え、日本アカデミー賞9冠(作品賞、監督賞、主演男優賞(高倉健)他)に輝いています。

 ロケ中は、サポートとして地元婦人部を中心とした、炊き出しとイモ餅などが振る舞われ、終始和やかな中で行われていきました。氷点下20度の中の撮影も、駅横「情報プラザ」でのこのホットな一時は格別なものだったのではと思います。(当時、役者さん、スタッフの控え室となっていました。現在ロケに使われた衣装などが展示してあります。)高倉健さんは、イモ餅が大変気に入ったそうです。大スターが居る中でも、いつもと変わらない振る舞いと自然体が、ロケを順調に終わらせたのでしょうか・・・・・。

 「健さん」、「大竹さん」、「稔侍さん」という声が、そこここで聞こえていました。とにかくここ幾寅にとっては、何十年に1回あるかないかの出来事で、町中は賑わっていました。地元の方もエキストラとして出演しました。「健さんってしぶいね、オーラを感じるね、何か違うね」、「大竹さんって少女のようだね」と囁いていました。子役として、以前幾寅に住んでいた楯真由子(たてまゆこ)ちゃんも出ています(もう一つの心臓、あぐり他出演)。ちなみに昨年は、ぽっぽや号という臨時列車も運行され、多くの方がいくとらを訪れました。2000年の今年も、奇跡の感動と駅周辺のロケセット(だるま食堂、井口商店、ひらた理容店)を求めて、多くの方がこの地を訪れることでしょう・・・・・。

      

 

 

 

 

      

▲ひらた理容店

 

 

 

 

 ▲だるま食堂

 

 

 

 

 

▲井口商店

 

 

 

 



 

 

  

 

ninguru’93


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